沖縄では三線教室のことを「研究所」といっています。〇○のところにはその研究所を主宰する師匠の名前がはいります。本土では一般向けには三線教室と呼ぶことが多いようです。
沖縄での稽古は基本的に数名から十名前後のグループレッスンです。初級クラス、教師師範クラスというクラス分けがある場合もあります。グループレッスンの良いところは、師匠のゆんたく(おしゃべり)を囲んで親睦を深めながら仲間と斉唱したり、先輩のやっている曲を聴いたり独唱する人の歌を聴いて勉強できることです。
沖縄ではどこかで音楽を聴き知っている人たちが自宅近くの研究所に入門することが普通です。夕食を終えてから稽古に参加するスタイルで長く続けている人も多く、日常生活の中の一コマとなっています。